Mozilla、Windows 7 対応メールソフトの決定版「Thunderbird 3」を正式公開

シンプルな使い勝手と豊富な機能を兼ね備え、あらゆるシーンに合わせた柔軟なカスタマイズを実現

2009 年 12 月 9 日 (US 時間: 12 月 8 日)

一般社団法人 Mozilla Japan (東京都千代田区、代表理事:瀧田佐登子) は本日、Windows 7 に対応した無料メールソフトの最新版「Thunderbird 3」を正式公開いたしました。今回およそ 2 年半ぶりのメジャーアップデートとなる Thunderbird 3 は、高速全文検索エンジン、メッセージのタブ表示など、様々な新機能と改良を加え、これまで Mozilla が提供してきた製品の中で最も先進的かつ信頼性の高いメールソフトとなりました。

Thunderbird 3 は、目覚ましい高速化を遂げた全文検索エンジンを搭載し、メッセージのタブ表示、OS ごとに最適化されたユーザインタフェースなど、外観や操作感も大幅に刷新されました。他にも、添付ファイルの付け忘れ防止、Gmail の統合、メッセージアーカイブ、スマートフォルダなど、2,000 以上の新機能および改良が加えられています。

強化された設定移行支援ツールと、新しいメールアカウント設定ウィザードにより、Thunderbird 3 はどなたでも簡単に使い始められるようになりました。また、大量のメッセージもすばやく処理できる柔軟性と管理機能を兼ね備えており、パーソナルな用途にとどまらず、毎日膨大なデータがやりとりされるビジネスの現場においても抜群の能力を発揮します。メールソフトが標準装備されていない Windows 7 にも最適です。

Thunderbird は、高い人気を誇る Web ブラウザの「Firefox」と同じく、非営利の公益法人である Mozilla が提供する無料のオープンソースソフトウェアであり、世界中の大勢のボランティアの協力を受けて、開発、テスト、翻訳、ユーザサポートが行われています。

Mozilla Japan 代表理事 瀧田佐登子のコメント

「この数年で、インターネット上のコミュニケーションスタイルは大きく変化し、インスタントメッセージ、ソーシャルネットワーキング、最近ではマイクロブログなど、多様化が進んでいます。そのような中でも、メールは多くの人にとって未だ必要不可欠なコミュニケーション手段であり、2 年半ぶりのメジャーアップデートとなる Thunderbird 3 は、メールソフトの今後を方向付ける重要な製品となるでしょう。Mozilla はこれからもインターネット技術と製品の革新を進め、最高のメール体験を皆様にお届けします。」

Thunderbird の開発を主導している米国 Mozilla Messaging の最高経営責任者 (CEO) David Ascher (デービッド・アッシャー) のコメント

「Thunderbird は、パーソナルで親近感のあるメール体験を望む非常に熱心なユーザを、世界中にたくさん抱えています。皆さんには、Thunderbird の柔軟性や、まさに自分の望むとおりにカスタマイズできるところを気に入って、選んでいただいているのです。メールソフトにただ速さや使いやすさを求めるユーザにとっても、Thunderbird 3 で高速化された検索エンジンやアーカイブなどの新機能は、メッセージの管理にかかる時間を短縮するのに役立つはずです。」

Thunderbird 3 の新機能と改良点

Thunderbird 3 は、ユーザの作業をより一層効率化すると同時に、現行バージョンで好評をいただいている高度な柔軟性とセキュリティを強化します。ここでは、Thunderbird 3 の主な新機能をご紹介します。

  • 高速全文検索と絞り込みツール:Thunderbird 3 は、新開発の検索エンジン「Gloda」を搭載し、Thunderbird 2 と比較して 30 倍以上の高速化を実現しました *1。新たに導入された検索結果画面には、条件や期間をクリック操作のみで指定できる「絞り込みツール」と「タイムラインツール」が含まれており、目的のメッセージをすばやく正確に見つけ出せます。
  • メッセージのタブ表示:Firefox などでタブブラウジングに慣れているユーザに朗報です。複数のメッセージを個別のタブに開き、切り替えて表示できる Web ブラウザのようなユーザインタフェースが採用されました。検索結果も新しいタブで開かれます。
  • 簡単メールアカウント設定:Thunderbird への移行がますます簡単になりました。新しい「メールアカウント設定ウィザード」では、名前、メールアドレス、パスワードさえ入力すれば、Mozilla のプロバイダデータベース *2 が参照され、サーバ設定情報が見つかった場合は自動的に設定が完了します。これにより、設定ミスによる送受信トラブルが軽減されます。
  • 添付ファイルの付け忘れ防止:メッセージの作成中に「添付」、「attachment」などの単語が入力されたときに、情報バーを表示して必要なファイルを添付するよう促します。ビジネスシーンでありがちなうっかりミスを防いでくれます。
  • メッセージアーカイブ:選択したメッセージを年別のアーカイブフォルダへ移動して保管できます。受信トレイを即座に整理できると同時に、何か月あるいは何年後でも、必要なときに読み返すことができます。
  • ワンクリックアドレス帳:Firefox で好評のワンクリックブックマーク機能と同様に、受信したメッセージのヘッダに表示される星印のアイコンをクリックするだけで、差出人を新しい連絡先として追加できます。
  • 署名エディタ:日本のユーザから最も要望が多かった機能のひとつです。メッセージの新規作成、返信、転送時に付加する自分の署名を「アカウント設定」画面で直接編集できます。
  • アドオンマネージャ:拡張機能やテーマなど数百種類の Thunderbird 用アドオンを、Firefox と同じように、アドオンの管理画面から直接検索してインストールできるようになりました。
  • Gmail との統合強化:IMAP で Gmail を使用したときに、タグや特別なフォルダを通常のフォルダと同じように扱えます。Gmail の言語設定が英語以外の場合も正しく動作するようになりました。
  • Windows、Mac との統合強化:Windows 7 および Vista の検索機能を使用して Thunderbird に保存されているメッセージを検索できるようになりました。Mac では、「Apple Mail」からの移行、OS 付属の「アドレスブック」や「Spotlight」検索の使用が可能になりました。

Thunderbird 3 のダウンロード

Thunderbird 3 は、Windows、Mac OS X、Linux 版が 40 か国語以上で同時リリースされ、他のどのメールよりも多くの OS と言語に対応しています。日本語版は http://mozilla.jp/thunderbird/ から今すぐ無料でダウンロードできます。

Mozilla について

Mozilla は、世界中のすべての人にとってのオンライン体験向上を目的とした、無償のオープンソース製品および関連技術の開発に力を注いでいるグローバルなコミュニティです。非営利法人である米国 Mozilla Foundation のもと、非常に厳しく、透明性の高い開発プロセスを、オープンな環境の中で進めています。Mozilla Japan は、Mozilla Foundation の支部として 2004 年 7 月に設定され、日本国内における Mozilla 製品および関連技術の普及啓蒙活動を行っています。詳しくは http://mozilla.jp/ をご覧ください。

報道関係のお問い合わせ先

Mozilla Japan 広報担当
press@mozilla-japan.org

報道関係者向けのレビューアーズガイドやスクリーンショットは http://mozilla.jp/press/ からダウンロードいただけます。

*1:Mozilla Japan 調べ。実稼働環境でメッセージ約 77,000 件を対象に「出張」を全文検索した結果。
*2:プロバイダデータベースは、国内・海外のインターネットサービスプロバイダ (ISP) および「Gmail」「Hotmail」などのフリーメールサービスに対応しています。登録プロバイダは順次拡大予定です。

Mozilla、Firefox、Thunderbird とそれぞれのロゴは、米国 Mozilla Foundation の米国及びその他の国における商標または登録商標です。その他記載されている会社名、製品名等は、該当する各社の商標または登録商標です。