Firefox リリースノート

Firefox 4 Beta 8 リリース

Mozilla では、製品開発を進めるにあたって、テスターからのフィードバックを頼りにしています。このため Firefox 4 ベータ版には、手軽に利用できる Feedback ボタン を提供する Feedback アドオン を同梱しています。

Firefox 4 ベータ版でアドオンをテストしたい場合は、まず Add-on Compatibility Reporter をインストールする必要があります。

このベータ版について

Firefox 4 ベータ版は Gecko 2.0 Web プラットフォームを基盤としています。今回のベータ版の変更点や既知の問題など、詳しい情報は以下をご覧ください。

今回の Firefox 4 ベータ版はある程度安定しており、日常の Web ブラウジングに使用しても差し支えないと考えられます。ただし、実装されている機能は最終版までに変更される可能性はあります。現時点で、まだ多くの アドオン は、今回のベータ版と互換性があるかどうか、それぞれの作者によるテストを受けていません。アドオンの互換性テストに協力したいときは、Add-on Compatibility Reporter を使ってください。あなたがお気に入りのアドオンの作者に喜ばれることでしょう。

最新ベータ版の変更点、既知の問題、よくある質問について、このリリースノートでよく確認してください。ベータ版に含まれている フィードバックツール を使用して、あなたの考えをお聞かせください。皆さんからのフィードバックに感謝します。

今回の Firefox 4 ベータ版の変更点

他にもこれまでのベータ版で次のような機能が追加されています。

  • Firefox 4 ベータ版は 69 言語 にローカライズされています。
  • 新しい高速な JavaScript エンジン JägerMonkey [イェガーモンキー] を搭載しました。
  • Windows、Mac、Linux で、WebGL が初期設定で有効になりました。Firefox 4 ベータ版で WebGL コンテンツを楽しむには、Windows と Mac の場合、OpenGL 対応のグラフィックスカードが必要となります。Windows と Linux におけるその他グラフィックスカード (特に Intel GPU) への対応は、今後のベータ版で行われる予定です。
  • 特定のレンダリングが ハードウェアアクセラレーション を使って処理されるようになりました。Windows XP では Direct3Dx 9、Windows Vista と Windows 7 では Direct3Dx 10、Mac では OpenGL を使用しています。
  • リガチャ、カーニング、異体字へ対応する OpenType を使用し、Web のタイポグラフィを向上させました。
  • HTML5 フォーム API を実装し、Web フォームの開発とバリデーションを容易にします。
  • 新たに提案された 音声データ API に対応しました。
  • Windows 7 では Direct2D ハードウェアアクセラレーション が初期設定で有効になりました。
  • Windows Vista と 7 では Firefox ボタンが新しいデザインになりました。
  • Web サイトが SSL を通じた読み込みを強制できるようにする HSTS セキュリティプロトコル へ対応しました。
  • Firefox Sync が標準装備されました。
  • 開いているすべてのタブを一覧表示し、並べ替えやグループ化ができる新機能 Panorama が追加されました。
  • より効率的な JavaScript アニメーションを提供する 実験的な API が実装されました。
  • HTML5 動画の buffered プロパティ に対応しました。
  • Windows、Mac、Linux で、初期設定で タブが最上部に移動されました
  • タブを右クリックし、コンテキストメニューから「タブをピン留め」を選択することで、「アプリケーションタブ」に変換できます。
  • Web 開発者は、CSS トランジション を使用して、コンテンツをアニメーションさせることが可能になりました。
  • 新しい Retained Layers レイアウトシステムによって、応答性やスクロール速度が改良されました。
  • JavaScript エンジンの最適化 により、JavaScript コードの実行速度が向上しました。
  • 起動時間の短縮とプロセス分離を目的として、XPCOM コンポーネントの登録方法に変更が行われました
  • スマートロケーションバーから、既に開いているタブを探して切り換える ことが可能になりました。
  • 新しいアドオンマネージャと拡張機能管理 API が実装されました。(ユーザインタフェースは最終版までに変更されます)
  • 拡張機能のための外部機能インタフェースである JS-ctypes に関して、大幅な API の改良が行われました。
  • Windows、Mac、Linux で、停止と再読み込みボタンがひとつのボタンに統合されました。
  • ブックマークツールバーが初期設定でブックマークボタンに置き換えられました。(好みに応じて元に戻すこともできます)
  • Windows、Linux、さらに Mac でも、Adobe Flash、Apple QuickTime、Microsoft Silverlight の各プラグインを対象としたクラッシュ防止機能が備わりました。
  • CSS トランジション に一部対応しました。
  • 完全な WebGL の対応が追加されましたが、現時点ではまだ初期設定で無効化されています。
  • Mac で、プラグインが Core Animation レンダリングモデルを使用できるようになりました。このレンダリングモデルに対応したプラグインは、より高速かつ効率的にアニメーションのレンダリングを行うことができます。
  • HD 形式の HTML5 WebM 動画形式にネイティブ対応しました。
  • Web 開発者は、HTML 履歴 API を使用して、ページを再読み込みすることなくロケーションバーを更新できるようになりました。
  • 遅延フレーム構築 を実装し、より応答性の高いページのレンダリングを実現しました。
  • リンクの履歴参照が非同期に行われるようになり、ページ読み込み中の応答性が向上しました。
  • Web サイトによってユーザのブラウジング履歴が取得されるのを防ぐため、CSS :visited セレクタに変更が行われました。
  • 新しい HTML5 パーサ を搭載しました。
  • より多くの HTML5 フォームコントロールに対応しました。
  • Web 開発者は、Windows 7 マシン上で Firefox ユーザの タッチイベント を取得できるようになりました。
  • Firefox が重くて数値計算を伴う処理 (グラフィックスやアニメーションなどに使用されているようなコード) を効率的に実行できるようにする 新しい JavaScript の値表現 に対応しました。

開発者の皆さんは、Mozilla Developer Centerすべての新機能と変更点 を確認できます。

システム要件

インストールの前に、お使いのコンピュータが システム要件 を満たしているかどうかご確認ください。

ダウンロード

Mozilla では、Firefox 4 ベータ版 を Windows、Linux、そして Mac OS X 用に、様々な言語で提供しています。Mozilla によって提供されていない、他のシステム・言語向けのビルドについては、このページの最後にある「提供されたビルド」の項目をご覧ください。

インストール

Firefox 4 ベータ版をインストールしても、すでにインストールされている Firefox は上書きされません。すべてのシステムで、ブックマークや閲覧履歴には一切影響ありませんが、拡張機能やその他のアドオンの一部は更新版が提供されるまで動かない可能性があります。

アンインストール

Firefox 4 ベータ版は、Windows では「スタートメニュー」の「コントロール パネル」から、Mac では「Firefox」アプリケーションを削除することで、Linux では「firefox」フォルダを削除することで、それぞれ削除できます。

デフォルトでは、Firefox 4 ベータ版を削除しても、ブックマーク、閲覧履歴、拡張機能やその他のアドオンは削除されません。これらのデータは、お使いの「プロファイルフォルダ」に保存されており、その場所は [ヘルプ] メニューから [トラブルシューティング情報] を選択することで確認できます。「アプリケーション基本情報」という欄の「プロファイルディレクトリ」の横にあるボタンをクリックすると、お使いのシステムのファイルエクスプローラでプロファイルディレクトリを開くことができます。

プロファイルを残すと、Firefox 4 ベータ版を削除した後にインストールした Firefox は、そのバージョンにかかわらず、このプロファイルフォルダに保存されているブックマーク、履歴、アドオン、その他のデータが引き続き使用されます。

拡張機能とテーマ

Firefox の過去のバージョンにインストールされたアドオンは、その作者による Firefox 4 ベータ版への対応がまだ行われていない場合があります。アドオンの互換性テストに協力したいときは、Add-on Compatibility Reporter を使ってください。あなたがお気に入りのアドオンの作者に喜ばれることでしょう。

既知の問題

Firefox 4 ベータ版 で確認されている既知の問題を掲載します。これらは今後のバージョンで修正される予定です。

すべてのシステム
  • モバイル端末で Firefox Sync を使っているユーザは、モバイル版 Firefox 4 Beta 3 へ更新する必要があります。
  • 一部のユーザから、Twitter での文字入力が通常より遅くなるとの報告があります。(Bug 579488)
  • 一部のユーザから、Gmail メイン画面上のでのスクロールが通常より遅くなるとの報告があります。(Bug 579260)
  • 米国の人気動画サイト Hulu.com では、ユーザエージェントの判別を適切に行っていないため、ベータ版使用時にコンテンツが表示されません。(Bug 580843)
  • 既存のプロファイルでも、ブックマークツールバーが初期設定で無効になります。(Bug 574514)
  • ロックされたプロファイルで Firefox を起動しようとするとクラッシュします。(Bug 573369)
  • 最近のナイトリービルドとベータ版を同じプロファイルで切り換えているユーザは、ブックマークと履歴の互換性に問題が生じる可能性があります。(Bug 620723)
Windows
  • Beta 8 のローカライズビルドには Feedback ボタンが付いていません。これは Beta 9 で復活します。(Bug 579260)
Mac
  • Mac OS X 10.6 で 64 ビット版 Firefox を使っていると、32 ビット版 Microsoft Silverlight プラグインの読み込みに失敗します。そのため、このプラグインに依存しているサイト (Netflix など) のコンテンツを表示できません。(Bug 598406)
  • 今回のベータ版は PowerPC CPU を搭載した Macintosh ハードウェアで動作しません。(Bug 587799)
Linux/Unix
  • ビルド要件が変更されたため、ソースコードからコンパイルする場合、gcc とlibstdc++ の新バージョンが必要となります。(Bug 578880)

トラブルシューティング

  • 設計が悪い、あるいは互換性のない拡張機能を使うと、頻繁にクラッシュしたり、ページの読み込みが遅くなるなど、ブラウザに問題を引き起こす可能性があります。ブラウザの一部機能が使えない、ブラウザが起動しない、ウィンドウの表示がおかしい、パフォーマンスが低下した、などの問題に遭遇した場合、拡張機能やテーマが原因となっている可能性があります。そのようなときは、ブラウザをセーフモードで再起動してください。Windows では、スタートメニュー内に作成された「Safe Mode」というショートカットを使うか、firefox.exe -safe-mode で起動してください。Linux では ./firefox -safe-mode で起動してください。Mac OS X では、ターミナルを開いて以下のコマンドを実行してください。

    cd /applications/Firefox.app/Contents/MacOS/
    ./firefox-bin -safe-mode

    セーフモードで起動すると、拡張機能はすべて無効化され、デフォルトテーマが使用されます。問題の原因となった拡張機能やテーマを無効化してから、通常通り起動してください。

  • ユーザプロファイルにインストールした拡張機能 (Web ページからインストールしたものなど) をアンインストールし、コマンドラインオプション -install-global-extension を使ってすべてのユーザプロファイルにインストールしたい場合は、コマンドラインオプションを付けてインストールする前に、一度ブラウザを再起動し、その拡張機能の痕跡が残るプロファイルの拡張機能データソースを一掃する必要があります。そうしないと、拡張機能リスト内のエントリーがおかしくなり、目的の拡張機能をグローバルにインストールできなくなる場合があります。

  • ブックマーク、ダウンロード、ウィンドウの配置、ツールバー、履歴、その他の設定に関して不可解な問題に遭遇した場合は、バグを報告する前に、新しいプロファイルを作成して問題が再現されるかどうかを確認してください。新しいプロファイルを作成するには、-P コマンドライン引数をつけて Firefox を起動し、[新しいプロファイルの作成] ボタンをクリックしてください。設定ファイル (ブックマーク、保存されているパスワードなど) をひとつひとつ移行し、そのたびに問題が発生するかを確認してください。特定のプロファイルデータのファイルが問題の原因だと分かったら、バグとして報告して、そのファイルを添付してください。

よくある質問

  1. プロジェクトに協力したいのですが、どのようなことができますか?

    Firefox をこれまでになく良いものにするために、フィードバックをできるだけたくさん集められるよう、開発者の皆さんやテストコミュニティからの支援を必要としています。好きな方法で フィードバック をお送りください。

  2. 拡張機能やテーマ (アドオン) はどこで手に入りますか?

    Firefox アドオン のページをご覧ください。

  3. 誰が Firefox 4 ベータ版を開発しているのですか?

    非常に多くの人が関わっています。Firefox 4 ベータ版に貢献している人たちの一覧を見るには、[ヘルプ] メニューの [Mozilla Firefox について] を開いて [クレジット] をご覧ください。

  4. Firefox 4 ベータ版のソースコードはどこにありますか?

    Firefox 4 ベータ版のソースコードは tarball として ダウンロード できます。最新の開発コードは Mercurial を通じて入手可能です。Firefox 固有のソースは、mozilla-central の browser、toolkit、chrome ディレクトリ以下にあります。詳しくは ビルド方法 に従ってください。

  5. メールクライアントはどこにあるのですか?

    Firefox 4 ベータ版は、お使いのシステムでどのアプリケーションがデフォルトのメールクライアントになっていても、それと併せて使うことができますが、Firefox ブラウザにぴったりな、Mozilla の次世代メールクライアントとして Mozilla Thunderbird をおすすめします。

提供されたビルド

これらは非公式なビルドで、Mozilla のビルドとは設定が異なる場合があります。また、特定のプラットフォーム向けに最適化、テストされている場合もあります。利用可能な提供ビルドは FTP サイト から入手可能です。