Mozilla Japan ブログ

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アーカイブ - Thunderbird 3

Thunderbird 3 の公開によせて

投稿者 Satoko Takita

Mozilla が提供しているメールソフトの 2 年半ぶりのメジャーアップデートとなる「Thunderbird 3」が、ついに昨日正式公開されました。オンラインのニュースでも多数取り上げていただき、早速ダウンロードされて使ってみた方もいらっしゃるのではと思います。

この数年で、インターネット上のコミュニケーションスタイルは大きく変化し、インスタントメッセージ、ソーシャルネットワーキング、最近では Twitter をはじめとするマイクロブログなど、多様化が進んできています。これは皆さんも日頃実感されていることでしょう。しかし、このような環境の中でも、メールは多くの人にとって未だ欠かせないコミュニケーション手段ではないでしょうか。また、Web メールが普及してきているとはいえ、ローカルで大切なメッセージを管理したい、そのために使いやすいメールソフトが欲しい、という声が決してなくならないことも、私たちは認識しています。

Firefox がブラウザの新たな選択肢となり、技術革新を進め、多くの方に支持されてきたように、メールソフトにも選択肢と革新が必要ではないでしょうか。メール関連の技術は成熟してはいますが、増え続けるメッセージや新たなコミュニケーションの方法に合わせて、まだまだ進化していく余地はあります。

Thunderbird 3 は、そのための大きな足掛かりであり、メールソフトの今後を方向付ける重要な製品となると確信しています (いつもの予言です)。いや、この先もはやメールソフトという枠を超えていくことでしょう。Thunderbird の開発チーム名である「Mozilla Messaging」にはそういう意味が込められているのです。私たちは、皆さんと一緒に、未来のメッセージングソリューションを考えていきたいと思います。もしかしたら、あなたのアイデアや思いが、未来のメッセージングの姿を変えてしまうかもしれません。

Thunderbird を日々愛用してくださっている皆さんに、この場を借りてお礼申し上げます。また最後になりましたが、まさに長い眠りから覚め、大空へ飛び出した Thunderbird を、ここ日本でもお届けできたことについて、開発、ローカライズ、サポートに日々携われているオープンソースコミュニティの皆さんに、心より感謝いたします。これからも、皆さんといっしょに走り続けていきたいと思います。

OSC 2009 Tokyo/Spring の講演資料を公開しています

投稿者 dynamis

先週東京で開催された オープンソースカンファレンス では、Mozilla がリリースする次の製品やテクノロジーについて紹介する講演をさせていただきました。

ご来場いただいた皆さんに感謝すると共に、東京の会場までお越しいただけなかった方のため、講演時のプレゼンテーション資料を公開させていただきます。

1 つ目の講演「先取り Thunderbird 3」では、Thunderbird 3 に高速な全文検索エンジン Gloda が搭載されることで、メールの管理法が変わるという話をさせていただきました。

Thunderbird 3 では、ユーザの代わりに Thunderbird が全自動でメールやアドレスをデータベース化して管理、整理、関連づけします。全メールを対象とした全文検索も瞬時に行えるようになり、ユーザがフォルダ分けやタグ付け、フィルタの管理を細かくする必要がなくなります。

誰でも簡単かつ確実に自分のメールを管理できるように、メールクライアントソフトがあなたの秘書になっていく第一歩、それが Thunderbird 3 なのです。


2 つ目の講演「Firefox NEXT」では、これからの Web を支えていくプラットフォームを Mozilla がどのように提供していくのか、Firefox 3.1 や Mobile Firefox といった製品の機能や技術を中心にお話ししました。

今の Web を支える技術は 10 年前には既に存在していたものでした。Mozilla では今後も未来の Web を支える技術を創り続けていきます。

セキュリティーやプライバシーは常に最優先事項として改善を続けると共に、フォントをダウンロードしてページを描画する Web Fonts や、画面の大きさに応じて表示を切り替えるメディアクエリーとなど、未来の Web を支える技術を次々とサポートしていっています。

JavaScript エンジンを大幅高速化した Firefox 3 のリリース以降は特に、Web 標準技術による GUI ライブラリが続々と開発されるようになり、いよいよブラウザが本格的なアプリケーションプラットフォームとして利用される時代がやってきます。